2人目の出産は早く進む、痛くないなど、いろいろなことが言われますが、実際はどうなのでしょうか。
今回は先日2人目を出産した私の2人目出産レポを紹介します。
お産の進み方は人それぞれですが、参考になれば幸いです。

2人目出産レポ
2人目出産の概要は次の通りでした。
分娩方法 | 経腟分娩(自然分娩) |
---|---|
分娩時間 | 3時間35分 |
分娩施設 | 診療所 |
出産時週数 | 37週2日 |
出生体重 | 2,246g |
2人目の出産を時系列で紹介します。
前日まで
出産の兆候
出産前日までの兆候として、36週頃から夜に前駆陣痛があったのと、36週3日の妊婦健診でお医者さんから「赤ちゃんの顔が下向いているから出てくる準備しているのかもね~」とは言われていました。
一方、出産が近づいたしるしとしてよく言われる「おしるし」は特になく、また1人目の出産前日にあったお腹の大きい部分が下に降りてきた感じもなかったため、「こんなに早く生まれるとは」という感じでした。
上の子との関わり
妊娠中は特に異常がなかったため、上の子(約10kg)の抱っこは出産当日まで普通にしていました。(歩いて5分ほどの保育園まで抱っこで送り迎えしていました。)
また、下の子が生まれると上の子と一対一でじっくり関われる時間も限られると思い、できるだけ上の子との時間を大事にしました。
出産前日、上の子が体調不良で保育園を休み、一日家で一緒にゆっくり過ごせたのは、たまたまでしたが「よかったな」と後で振り返って思っています。
4:30頃 陣痛開始
出産当日は朝4:30頃にお腹が痛くて目が覚めました。
前区陣痛かなと思いつつ、本陣痛だったら早く病院に行かねば(1人目がスピード出産だったため、早めに病院にくるようにと助産師さんから言われていました)と念のため時間を確認し、再び眠りにつきました。
その後また腹痛で目が覚め、時間を確認すると10分しか経っておらず、「怪しいな」と思いつつ眠りにつき…を数回繰り返し、気づけば30分で4回陣痛が来ていたため病院に連絡。
「内診するので病院に来てください」といわれ、入院準備をして病院に向かいました。
上の子は私が荷物を準備する音で目覚めたようで泣いてリビングに来ましたが、抱きしめて「赤ちゃん生まれるかもしれないから、ママ病院行ってくるね」と言うと理解したのか落ち着き、夫と一緒に見送ってくれました。
上の子の保育園の送迎等は夫にお願いし、病院へは私一人で向かいました。
5:45頃 病院到着→そのまま分娩室へ
病院へ向かうタクシーでも陣痛は遠のくことなく、「これは陣痛だ」と確信しながら病院へ到着。
内診してもらったところ、子宮口は3cm、赤ちゃんは頭に触れるくらい降りてきているとのことで、そのまま分娩室に行き入院となりました。
この時点では痛みはさほど強くなく、「いててて…」くらいでした。
7:30頃 破水→軽くいきみ開始
その後も陣痛はさほど強くならず、助産師さんから「今回は少し時間かかるかもね」と言われましたが、7:00頃内診してもらうと子宮口5cm。
初産婦だと1時間に子宮口1cm開くと順調らしいので、経産婦だなあという分娩の進みとのことでした。
とはいえまだ痛みはさほど強くなかったため、左右に体制を変えると赤ちゃんが回転しやすくなるよとの助産師さんのアドバイスで横向きで寝てみることに。
そうしたところ、急に強めの陣痛がきて破水しました。
この時点で子宮口が7cm。
子宮口を開くために軽くいきんでいきましょうということになり、陣痛が来たら息を吐き、吐き切ったところで、「ん!」と少しいきむ方法で子宮口を広げていきました。
このタイミングでやっと徐々に陣痛が強くなっていきました。
7:50頃 本いきみ開始→出産
陣痛がかなり強くなってきた頃、助産師さんから「次から本格的にいきみましょう」と言われ、本いきみ開始。
そこから3回目の陣痛で生まれてきてくれました。
夫は上の子を保育園に送った後に立ち合いをする予定でしたが、間に合わず、生まれた後に分娩室に面会に来てくれました。
1人目と2人目の出産の違い
あくまで「私の場合は」ですが、1人目の出産と2人目の出産で違った点を紹介します。
前提として、1人目、2人目の出産の概要はそれぞれ次の通りでした。
1人目 | 2人目 | |
---|---|---|
分娩方法 | 経腟分娩(自然分娩) | 経腟分娩(自然分娩) |
分娩時間 | 2時間40分 | 3時間35分 |
出産時週数 | 38週4日 | 37週2日 |
出生体重 | 2,918g | 2,246g |

2人目の出産は1人目より早い?
私の場合、1人目がスピード出産だったこともあり、分娩時間は1人目より2人目の方が1時間ほど長かったです。
他の人の話を聞くと、一般的には1人目よりも2人目はお産が早く進むようです。
2人目の出産は痛くない?
私の場合は2人目の出産は1人目ほど痛くなく、痛い時間も短かったです。
本格的に痛かったのは最後の20分ほどで、それ以外の時間は出産の4日前にかかった胃腸炎の胃痛の方が痛かった……。苦笑
ただ、経産婦だから痛みが少なかったのではなく、2人目が低出生体重児で小さかったという事情があり、それが理由として大きいのではないかと思っています。
一般的に経産婦の方が痛みを強く感じやすいと言われる後陣痛については、私は1人目と2人目で痛みに差は感じませんでした。
病院に行くタイミング
病院に行くタイミングについては、1人目と2人目で異なる部分がありました。
私がかかっていた病院では、入院するタイミングとして次のように案内されていました。
初産婦 | 陣痛が10分おきもしくは、1時間に6回以上になったとき 破水したとき 出血が多いとき |
---|---|
経産婦 | 陣痛が15~20分おきになったとき 破水したとき 出血が多いとき |
加えて、私は1人目がスピード出産でお産が早く進む可能性が高かったため、上記目安に限らず、
- いつもと違う痛みがある
- おしるしがある
といった場合は病院に連絡してくださいと言われていました。
産後入院日数
産後入院日数については、病院によっては経産婦は初産婦よりも1日少ない4日間の入院のところもあるようですが、私がかかっていた病院では初産婦、経産婦ともに経腟分娩の場合、産後5日間の入院でした。
家に帰ると上の子のお世話もあるので、産後ゆっくり病院で過ごせたのはよかったです。
1人目スピード出産の場合の2人目注意点
1人目がスピード出産だった私は、2人目のときに病院にくるタイミングについて妊婦健診で念をおされていました。
1人目スピード出産だと2人目は病院に着く前に生まれるリスクがあるらしく、陣痛かもと疑わしかったら電話、おしるしがあった場合も電話、と言われていました。
おかげで当日はためらわずに病院に連絡でき、無事病院で生むことができました。
1人目がスピード出産の方は、生まれる兆候が少しでもあったらすぐに病院に連絡してくださいね。
2人目出産、上の子どうする?
2人目出産時に考えておくべきこととして、分娩時、産後入院時、退院後、など自分がお世話できない時に上の子をどうするのかということがあります。
パパ、祖父母、保育園、託児所、ベビーシッターなどの選択肢はいろいろありますが、わが家はパパ&保育園に上の子のお世話をお願いしました。
出産時になってあわてることのないよう、上の子のお世話についてはあらかじめどうするか考えて準備しておきましょう。
まとめ
今回は私の2人目出産体験談を紹介しました。
2人目出産では上の子をどうするかや、1人目の分娩内容によっては病院に行くタイミングなど、2人目ならではの備えておくべきことがあります。
いざ出産となって慌てないように、前もって準備しておくようにしましょう。
今回紹介したのは、あくまで「私の場合は」という一例ですが、参考になれば幸いです。


